更年期障害症状

更年期の12の典型症状と自分でできる不調ケア

日本人女性の閉経の平均年齢は50歳で、その前後5歳くらいの時期がいわゆる更年期と呼ばれています。

更年期を迎えると女性の卵巣機能が低下し、それまでは盛んに分泌されていた女性ホルモンが少なくなります。

当然ながら女性ホルモンは妊娠や出産に関与しているだけではなく、免疫機能や自律神経、細胞や脳の働きと非常に密接な関係にありますから、その女性ホルモンが更年期になって減少してしまうと、女性の体にあちこちに不調が現れるのです。

それらの体の不調を総称して「更年期障害」と呼びます。

更年期障害は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれているくらい、決まった症状ではない上、体のあちこちに出てくる事もあるので、「更年期だから仕方がない」「もう年だから多少の不調は仕方がない」と投げやりな態度になってしまう女性も少なくないのですが、人によっては日常生活が困難になるほど酷いケースだってあるのが更年期障害です。

しかし、更年期障害の症状は必ず楽になる対処法がありますから、自分自身ができる範囲内で無理をせずに症状を緩和していく事が大切です。

ここでは更年期障害のさまざまな症状と、その対処方法に関して紹介します。

のぼせ、ほてり

更年期障害の実に8割以上の女性が経験すると言われているのがのぼせやほてりで、大量の汗をかく症状はホットフラッシュとも呼ばれています。

また、体の上半身や顔はほてっているのに、下半身だけは冷えているという「冷えのぼせ」の症状で悩む女性も少なくなく、これらののぼせやほてりの症状は、例外なく女性ホルモンの分泌量低下が問題になって引き起こされます。

これは、自律神経のバランスが崩れると血液のめぐりが悪くなり、結果的に体温や発汗の調節機能が乱れてしまうからです。

のぼせやほてりの症状は、ストレスや疲れがたまっている状態だとより酷くなる傾向にあります。

のぼせやほてりの症状が重たい女性は、大量の汗をかくために体が冷えやすくなったりして、風邪を引きやすくなるケースもあります。顔のほてりで顔が赤くなるので、人と会う事を億劫に思ってしまうようになる女性も少なくなく、心理的な部分にまで影響が及んでしまう可能性も否定できません。

のぼせ、ほてり症状のケア方法

血液の循環をよくしてあげる事が重要なので、運動前のストレッチをするイメージでに手首や足首をぐるぐると回したり、屈伸運動をしたりして血液を循環させるイメージを持ちましょう。

また、発汗の調整機能が乱れてしまっているのを正すために、毎日ウォーキングやストレッチで汗をかく習慣をつける事も重要です。

深呼吸を意識的に行ったりヒーリング音楽を聞く事で自律神経を意図的に落ち着かせる事もできるので、緊張をほぐしてリラックス効果も高めるようにしましょう。発汗の調整機能の乱れや血液循環の乱れも落ち着いてくるようになります。

また、香りで癒し効果を得るという事も有効的です。オレンジやミントの香りなど、自分がリラックスできる香りを選んで取りいれるようにすると良いでしょう。

冷え

もともと女性は男性に比べて筋肉量が少ないので体が冷えやすい傾向にあるのですが、更年期を迎えると血液循環が悪くなってさらに冷えやすくなってしまいます。

更年期症状の代表的な症状として、「冷えのぼせ」があります。顔はほてっているのに手足がやたらと冷えるというものです。

女性の中には「若い頃から冷え性だったから、多少冷えるくらいどうって事ないわよ」という方もいるのですが、冷えには心臓病、糖尿病、貧血、甲状腺機能低下症などの他の重い病気が隠れている事も少なくないので、あまりに症状が酷いようですと、その冷えが更年期障害から来る冷えなのかどうか、病院で検査して貰う事も必要です。

いわずもがな、ストレスを抱えていたり、薄着をして生活していると冷え症状が悪化する事も考えられますから、できるだけ生活を見直す事が重要です。

冷え症状のケア方法

冷え症状を改善するためには、やはり血液循環をよくする事が真っ先に挙げられます。体の中でも太い筋肉で形成されている下半身を鍛える事で、血液を心臓に戻す筋肉のポンプが鍛えられる事になるので、血行がスムーズになるのです。

下半身の筋肉を鍛えるためにはランニングなどよりもスクワットが最も効果的です。足を肩幅程度に開き、太ももが床と平行になるところまで腰を落とす運動を、しっかりと汗をかくくらいまで繰り返し行いましょう。

体を冷やしてしまう恐れのある食材や飲み物はなるべく口にせず、体の内側から温める物を口にするようにしましょう。鍋やスープ、しょうが紅茶などがおすすめです。

また、体の外側からも温めるという意味では、腹巻をするなどしてお腹を冷やさないように心がけましょう。昔から「女性はお腹と腰を冷やしてはいけない」と言われたものですが、それは体温が高い状態でないと卵巣ホルモンが活発に作用してくれないからなのです。

頭痛

更年期になって女性ホルモンの分泌量が少なくなると、脳内のセロトニンやノルアドレナリンと呼ばれる物質の代謝に影響を与えるようになるので、脳内を流れる血液の循環も悪くなってしまうのです。

ちなみにセロトニンというのは血管の緊張を調節する物質、ノルアドレナリンは神経伝達物質の一種でストレスとも密接な関係があります。

脳内の血液循環が悪くなった結果、脳内に痛み物質が溜まって頭痛が起こりやすくなります。

頭痛には主に3種類の頭痛があるのですが、更年期障害の症状として現れる頭痛は片頭痛緊張型頭痛のどちらかです。

ズキンズキンとした拍動を感じる頭痛は前者の偏頭痛で、生理前や天候が悪くなり際に片頭痛に見舞われる女性が多いです。一方の緊張型頭痛は、これまた更年期障害の一つの症状でもある重度の肩こりが原因で引き起こされるケースも多いです。

更年期障害によって起こる頭痛は対処が可能ですが、我慢できないほどの頭痛に頻繁に襲われたり、いつまで経っても頭痛が治らない場合は、脳出血やくも膜下出血などの重大な病気が潜んでいる可能性も否定できませんから、その場合は脳神経外科などで精密検査をして貰うようにしましょう。

頭痛のケア方法

片頭痛か緊張型頭痛かによって対処方法は異なります。ズキンズキンと拍動を伴う片頭痛の場合は、頭部を冷やしてあげると効果的ですし、じわじわと痛む緊張型頭痛の場合は逆に温めてあげると良いでしょう。

また、緊張型頭痛の場合や肩こりや首こりが原因で起きている事も多いですから、その心当たりがある場合は肩から首周りの筋肉をマッサージしてほぐしてあげると良いでしょう。

あとは頭痛にはやはり頭痛薬が効果的ですが、あまり毎回毎回頻繁に飲むと効果がなくなってしまうのも有名な話ですから、頭痛対策のサプリメントを活用するようにしましょう。神経の緊張を取り除いてくれるビタミンB群や、血行を良くして頭の痛みを改善してくれるビタミンEが含まれているこのサプリメントがおすすめです。

女性によっては冷えが頭痛症状の原因になっている事も考えられますから、日常的に散歩やジョギングなどを習慣化し、血のめぐりを良くするという事も慢性的な頭痛改善には効果的です。

老眼、目のかすみ、目の疲れ

目は、レンズの役割を果たす水晶体の厚さをその周りの筋肉がコントロールする事で焦点を合わせています。

しかし更年期になり女性ホルモンの分泌量が減ると水晶体の周りの筋肉も弱くなる上、水晶体そのももに含まれるコラーゲンも減ってしまうので、相対的に目の焦点が合いずらくなってしまうのです。

その結果、今まで通り生活しているはずなのにやたらと目が疲れやすくなったり、目がかすんでしまったり、光をまぶしく感じるようになってしまいます。その度合いが進んだものが老眼という事ですね。

更年期障害による老眼や目の疲れなどであればある程度対処はできるのですが、更年期以降の女性はさらに白内障や緑内障のリスクにも見舞われる事になるので注意が必要です。

白内障は水晶体内のたんぱく質が変性して濁ってきてしまう目の病気で、緑内症は眼球内の圧力が上昇するなどして視神経が圧迫され、視野が狭くなってしまう目の病気です。

緑内障は老眼と間違われやすいので、視力が著しく低下してきていると感じた場合は、早めに眼科で検査をして貰った方が安心でしょう。

目の疲れのケア方法

やはり目の疲れをとってあげるためには、目を酷使するような状況を日常的に減らしていく必要があります。テレビやパソコンや携帯を見る時間は極力減らした方が良いですね。

市販のホットアイマスクや温めた濡れタオルで目の周りを温めてあげる事も効果的です。血行が促進されて目の周りの筋肉の緊張が和らぐので、疲労物質を排除しやすくなるからです。

また昔から言われている事として、やはり目の健康のために紫や赤色の食材を摂取するのも良いでしょう。視細胞の再生を助けてくれるアントシアニンが豊富に含まれたブルーベリーや、視力を維持するために必要不可欠な成分であるカロテンが豊富に含まれたパプリカや人参をたくさん食べるようにしましょう。

肩凝り、首こり、腰痛

もともと日本人は肩凝り、首こり、腰痛に悩まされがちな人種ですが、更年期に突入すると更にこれらの症状が悪化しやすくなります。女性ホルモンの分泌量低下によって血液循環が悪くなったり、筋肉量が減少する事によって疲労物質が体に溜まりやすくなるからです。

さらにそこに冷えが加わってしまうと更に血液循環が悪くなってしまうので、症状を進行させてしまうのです。

肩凝り、首こり、腰痛の中で女性が注意しなければいけないのは、腰痛でしょう。腰痛には子宮がん、卵巣がん、大腸がんなどの各種がんが原因で引き起こされるケースもありますから「たかが腰痛」と安易にとらえるのは感心できません。実際に更年期にさしかかった女性が、「なんだか腰痛が治らないな」と思って大学病院で精密検査を受けたところ大腸がんだった…というケースも多いのです。

ですからストレッチや整体院で治療を受けてもなかなか痛みが改善しない腰痛症状がある場合は、一度整形外科や産婦人科を受診してみる事をおすすめします。

そして肩凝りや首こり、腰痛はそれぞれの箇所の痛みだけでなく、放っておくと全身に悪影響を及ぼして様々な不調の原因にもなってしまいますから、大ごとになってしまう前に日常的なケアが大切になってきます。

肩凝り、首こり、腰痛のケア

肩凝り、首こり、腰痛は姿勢の悪さとも密接に関係してきます。女性は男性に比べると筋力が弱いので肩こりになりやすいとされていますが、それがさらに更年期になると筋力が弱まって疲れやすくなってしまいますから、姿勢がより悪くなりがちです。

肩凝り、首こり、腰痛予防にはお腹を引っ込めてお尻の穴に力を入れるイメージでいると背筋がピンと伸び、理想的な姿勢を保つ事ができます。

また、意識的にストレッチをして肩や首回りの筋肉をほぐしてあげる事も重要です。痛みの原因を作り出してしまう疲労物質を早く追い出すためには、血管周りの筋肉をよく動かしてあげる事がポイントで、疲労物質が溜まる前に肩や首を上下左右に動かしたり、あるいは腰をぐるぐると回してみたりして、同じ姿勢を長時間続けない事も肝心ですね。

肩凝り症状に関しては目の酷使から来ることも多いので、更年期に入ると目も疲れやすくなる事から、長時間テレビやパソコンを見る事も避けなければいけません。少し目を酷使し過ぎたかなと思ったら、上記で紹介しているように、温めたタオルか市販のホットアイマスクで目をいたわってあげるようにしましょう。

腰の負担を軽減するという意味では、体に負担のかかるハイヒールをなるべく避け、靴底の柔らかいシューズを履く事をオススメします。睡眠中に腰の一か所にかかる体圧を分散して腰痛を予防するためにも、体圧分散マットレスも欠かせません。

あとは女性は骨盤が命だとも古くから言われているように、腰や骨盤を冷やしてしまうと大病を招くリスクを必然的に高めてしまうわけですから、そうならないためにも腹巻をしてみたり、冬場などは腰やお腹にカイロを貼って温めるようにすると良いでしょう。

のどのつっかえ

何かが引っかかっているわけではないのに、喉の奥に物がつっかえた感覚を覚えたり、つばをゴクンと飲み込んでもすっきりしなかったり、深呼吸をしっかりしても息苦しいような感覚み見舞われる事も、更年期障害の症状の一つです。

これは、肩こりや首こりと同じく、その周辺の筋肉が緊張している事が原因になってるケースや、女性ホルモンの減少で自律神経のバランスが崩れて、ストレスが溜まりやすくなっている事が原因です。

のどのつっかえのケア方法

のどのつっかえを取り除くためには基本的には肩こりや首こりの症状改善方法と同じです。肩や首の筋肉を動かしてストレッチさせてあげる事が肝心で、ストレッチで血行を促し、緊張をほぐすように心がけましょう。筋肉が凝り固まってしまう前に、毎日少しづつでもケアする予防の概念が非常に大切です。

疲れやすい、だるい、眠い

十分な睡眠時間を確保しているのも関わらず疲れが取れなかったり、昼間もやたら眠気を感じたりして、体がどーんと重く感じる事が多くなります。

更年期は自律神経が乱れて筋肉量も減少してくる事から、日々生活するためのエネルギーを生み出す力がだんだんと落ちてくるのです。その影響で体を動かすために必要な栄養や酸素を体中に運ぶ力が弱まったり、あるいは疲労物質を体から排除する力も弱まってしまうため、疲労回復にとにかく時間を要するようになってしまうのです。

疲れやすさ、だるさ、眠気のケア方法

これらの症状は、確かに更年期特有の症状ですから、明確に症状をなくすことは難しいかもしれません。しかし、「更年期だから仕方ない」とそのまま放置するのではなく、適切に対処してあげる事は必要です。

更年期障害の各種症状に悩んで我慢を続けてしまうと、思わぬ大病を招いてしまうリスクにもさらされますから、疲れたら意識的に休むようにする時間を多めにとったり、以前のように頑張って無理をするのではなく少しペースダウンしてみたり、家族がいる方は周りの協力を得るようにする事も効果的でしょう。

入浴時間をしっかりと確保して心身ともにリラックスする事も大切で、入浴でしっかりと下半身から温めてあげることで血液のめぐりを良くし、更年期障害の症状を緩和する事につながります。

気分の落ち込み、イライラ

女性ホルモンのエストロゲンは女性の行動や感情を明るくしてくれる作用があるのですが、更年期に突入してエストロゲンの分泌が減るとその作用も弱まってしまいます。

その結果、以前なら気にならなかったような相手の些細な言動が気になったり、日常のちょっとした出来事に対して落ち込んだりイライラを感じるようになるのです。

気分が落ち込んだりイライラしてしまうと思ったら、その反対に何も無いのに悲しい気持ちが込みあげてきて虚無感に襲われたりする事もあります。

このように、自分自身でなんとかしようと思っても感情のコントロールができなくなってしまうのも更年期障害の代表的な症状です。

更年期特有の感情の乱れだと思ってこの症状を放置しておくと、そのままうつ病になってしまうケースも少なくなく、またそうでなくとも不眠や肩こりなど他の更年期障害の症状を悪化させる事にもつながってしまうため、早めの対策が必要なのです。

気分の落ち込みやイライラのケア方法

やはり感情の乱れは誰か分かってくれる理解者がいる事によって緩和される事が多いです。「誰にも自分の気持ちを理解して貰えない」という孤独感が気分の落ち込みやイライラに拍車をかけてしまいますから、心の許せる友人や家族に積極的に話しかけるようにしましょう。

ずっと家の中にいる方も注意が必要です。外に出て家庭内での日常生活から離れてみる事で冷静になれ、「どうして私はあんなに理由もなくイライラしていたのだろう」と見つめなおす事ができるようになります。

外出して散歩して体を動かす事によって血の巡りも良くなりますし、まさに一石二鳥です。

更年期対策サプリメントの助けを借りるのも1つの手です。ハーブ先進国であるドイツなどでは更年期障害の落ち込みやイライラの治療としてサプリメントが使用される事も非常に多いですから、不安やストレス、不眠症の解消にも役立つだけでなく、サプリメントを飲む事は落ち込みやイライラの軽減にもつながります。

耳鳴り、めまい

耳鳴りやめまいも、自律神経が乱れる事による更年期障害の女性に多い典型的な症状です。

耳鳴りは人によって聞こえ方が異なるのでどのような音かというのは一概には言えませんが、これまで聞こえなかったような雑音が聞こえるようになります。

めまいは目がぐるぐる回って気持ちが悪くなる回転性のめまいを感じる方もいれば、体がふわっと宙に浮くような感覚を覚える浮遊性のめまいを感じる方もいて、めまいにも種類があります。

程度の激しい耳鳴りやめまいの症状を放置すると危険を伴いますから要注意です。

激しい吐き気や頭痛を伴うようなめまいは脳血管疾患の可能性が考えられますし、大きな地響きのような耳鳴りや難聴になるようなケースでは、メニエール病などの可能性も否定できません。

耳鳴りやめまいの程度が激しい場合は、脳神経外科や耳鼻科を早めに受診するようにしましょう。

耳鳴り、めまいのケア方法

元来、耳鳴りやめまいのはっきりとした原因は解明されておらず、様々な説が挙げられています。

ですからここではっきり言える事としては、首や肩まわりの血行が悪くなると疲れが伝わって耳鳴りやめまいが起こりやすくなるという事です。後頭部や首を温めたりマッサージしたりして、筋肉を緊張させないようにしましょう。

また、一般的に耳鳴りやめまいは春から夏にかけて悪化しやすいと言われています。ですからこの時期は特にストレスを溜めないように注意し、耳鳴りやめまいの予防を心がけましょう。

不眠症

更年期に突入して女性ホルモン量が減ってくると、脳細胞の新陳代謝も停滞してしまいます。そうなると質の良い睡眠へと導くためのセロトニンやメラトニンの分泌量も低下してしまうので、睡眠にスムーズに誘導されなくなってしまうのです。

寝つきが悪くなるのはもちろん、眠っても眠りが浅くなってしまったり、これまでにそんな事は一切なかったにも関わらず夜中に頻繁に目が覚めてしまうようになったり、明け方早くに目が覚めるようになります。

不眠は様々な病気を引き起こす原因にもなりますし、特に更年期障害の症状であるイライラや気分の落ち込みに拍車をかける事にもなりますから、放置しておいて良い事は一つもありません。

不眠状態が続くと体の抵抗力も弱まって風邪をひきやすくなってしまいますから、「更年期だから仕方がない」と諦めるのではなくて早めの対処を心がけましょう。

不眠症のケア方法

寝る直前まで刺激の強い環境にいる事は不眠を招く最大の原因です。寝る30分前には部屋の電気を暗めにし、テレビなども見ないで静かな落ち着ける環境で過ごすようにしましょう。

睡眠30分前には部屋の電気を暗くすることを習慣化すれば、毎日その習慣を続ける事で人の脳は「そろそろ寝る時間」だと睡眠を自然と意識するようになるのです。

また、寝る前にハーブティーやホットミルクを飲むようにするのも効果的です。ハーブティーには日中の活動で高まった神経を沈める働きがありますし、牛乳には質の高い睡眠へと導入するセロトニンの材料となるトリプトファンが含まれているからです。

頻尿、尿漏れ

椅子に座った瞬間や、くしゃみや咳をした瞬間、ケラケラと笑った瞬間に意図せず尿が出てしまったり、頻繁にトイレに行きたくなる頻尿症状は更年期障害の女性にありがちな症状です。

これは、尿漏れは女性ホルモンの低下によって膀胱を支える骨盤底筋(お腹の底にあるキン育)が弱くなる事が原因で、頻尿は自律神経のバランスが乱れて、脳が誤った情報を伝達してしまっている事が原因です。

また出産経験のある女性は妊娠・出産時に骨盤底筋を痛めてしまっているので、更年期に尿漏れを経験する可能性が出産経験のない女性に比べて高くなります。

頻尿や尿漏れのケア方法

頻尿や尿漏れのケアにはとにかく骨盤底筋を鍛えてあげる事が有効です。

毎日少しの時間で良いので肛門と膣を10秒間隔で力を入れて締めたり、緩めたりする運動を繰り返しましょう。骨盤周りの筋肉を鍛えるという意味ではスクワット運動も効果的で、スクワットが苦手な女性は日々の掃除の態勢で、なるべく上下の屈伸運動を取り入れる事も心がけましょう。

関節痛、手足のしびれ

女性ホルモンが減少した事により手足の関節を支える筋肉や軟骨が弱ってしまい、朝起きた時に手足のしびれを感じたり、痛くて指や手首や足首が曲げずらい症状が起こります。

程度が軽いうちは少々のしびれを感じるくらいですが、徐々に更年期障害の症状が進行すると、はっきりと関節痛を感じるようになり、手足を動かしずらくなったり、物を持ち上げる時に力が入らないという症状まで現れるようになります。

関節痛や手足のしびれのケア方法

多少のしびれや痛みであれば、むしろ逆に適度に動かしてあげた方が痛みも和らいでくるものです。

マッサージをしてあげる事で血行が良くなり、痛み物質も早く押し流されますし、代謝が高まるので筋肉細胞が活発に運動するようになってくれ、痛み予防にもつながります。

血行を促進するという意味では、痛む患部を温める事も効果的です。サポーターや手袋などで手足や関節を温めるようにして下さい。


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